joyful777

平凡な日常生活の戯言

ポケモンGO × コミュニティ・デイ(タツベイ)

 

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今日は[ポケモンGO]の[コミュニティ・デイ](14:00〜17:00)

 

出現ポケモンタツベイ

 

進化後のボーマンダは最強クラスのポケモンなので、なるべく個体値の高いタツベイをGETしたい。

 

ただでさえタツベイは出現率が低いため、今日は絶好のチャンス。

 

前回実施されたタツベイのコミュニティ・デイ時(2019年4月)には、まだポケモンGOのアプリをインストールしていなかったので、こうして再びコミュニティ・デイを開催してくれるのはありがたいっすね。

 

14時のスタートからもう折り返し地点を過ぎたけど、今のところ理想的なタツベイは出現していない‥

 

せっかくポケモンの出現率が上がるルアーモジュールやおこうも使用してるのになぁ。

(やっぱり家のソファーで寝転がったままじゃダメってことかなww)

 

仕方がない。

少し面倒だけど散歩して、近所のポケストップやジム周辺を巡ってみるか。

 

天気も良いし、たまにはゆっくり外を歩いてみるのもいいだろう。

 

もし個体値の高いタツベイがいなかったとしても、タツベイのアメは入手できるし。

 

そんなことを考えていたら、

なんと色違いのタツベイを捕まえた!!

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個体値はめちゃくちゃ低いけど、色違いのタツベイを見たのは初めてだったから嬉しいww

 

まぁイベント終了の17時まで、気楽にのんびりとタツベイ探しの旅に出てみるわ🙂

 

〈追記〉

本日のコミュニティ・デイは惜しくも(?)終了時間を迎えてしまいましたね。

 

しかも17時を過ぎた途端、周囲にいたタツベイが一斉に姿を消すなんてシビアすぎるww

 

俺は残念ながら高個体値タツベイに巡り会えなかったけど、タツベイのアメをたくさん手に入れたので満足。

 

ついでに色違いのタツベイ(2匹目)を捕まえたので、ボーマンダに進化させてみた↓

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なるほど。

グリーンのボーマンダも結構かっこいいな👍

 

浜崎あゆみ[A BEST]

 

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今から23年前、2001年3月28日に発売された浜崎あゆみのベストアルバム[A BEST]

 

これが本当に名盤!!

最高で最強のベストアルバム!!

 

たぶん俺の人生で一番聴いたアルバムがこの[A BEST]かも。

 

正直なところ、浜崎あゆみのベストアルバムだったら2008年に発売された[A COMPLETE 〜ALL SINGLES〜]のほうが収録曲も圧倒的に多く、聴き応えは抜群です。

 

でも、世間の人にとってあゆのベストアルバムといえばやっぱり[A BEST]なんですよね。

 

収録曲の選曲や一部の楽曲を歌い直すなど、細部にこだわりの見られるベスト盤ですが、意外にも本人は当初発売に乗り気ではなかったそう。

 

以下、Wikipediaからの引用(一部改変)

 

当時エイベックスが強制的に発売したため、浜崎自身は2004年の『スーパーテレビ』のインタビューで、「自分はavexの大切な商品なんだなと思った」と皮肉交りに回想し、嫌気が差して引退も考えたという。その抵抗感を表すべく、浜崎自身のアイディアでエイベックスから勝手に発売されたことへの憤慨として、涙を流すジャケットが採用された。また本人の希望で本作の発売に合わせて、あらゆる雑誌の表紙を徹底的にジャックした。

 

本人の意に反して発売された[A BEST]でしたが、人気絶頂期のベストアルバムだったこともあって、社会現象になるほどのメガヒットに。

 

以下、再びWikipediaからの引用(一部改変)

 

発売前からワイドショーで盛んに報じられ、発売日までのカウントダウンCMを放映。渋谷駅を広告で一面ジャックするなどプロモーションには莫大な費用が投じられた。その結果、初回出荷枚数は350万枚、バックオーダーを含めた初日出荷枚数は400万枚を記録。

 

浜崎あゆみ[A BEST(TVCM)]

 

発売初日に約161万枚、発売初週に約287万枚を売り上げ、初日売上枚数・初動売上枚数共に歴代2位!

 

累計で約432万枚を売り上げ、オリコン歴代アルバムランキング6位にランクイン。

(2000年以降に発売されたアルバムでは歴代2位)

 

日本を含む全世界トータルセールスは500万枚以上のモンスターアルバム。

 

[A BEST]が発売された当時、俺はまだ小学生だったんですが、学校でも流行に敏感な子たちの間で “あゆ” は大人気でしたね。

 

アルバムが発売された頃はちょうど学校が春休みだったので、俺も池袋の東武デパートで親にCDを買ってもらいました。

 

宇多田ヒカルのアルバムと同日発売で、2人のCDが大量に並んでいたんですが、どちらも飛ぶように売れていた記憶が鮮明に残っています。

 

あゆと宇多田のアルバムだけが並んでいる特設コーナーまであって、両方買っている人もいました。

 

CDが猛烈な勢いで売れて、店員が新しいCDを並べても、またすぐに売れていく状況。

 

俺も家に帰って、早速聴きましたよ。

 

買った当時の感想としては、

「いい曲がたくさんある!買ってよかった!」

 

そんな感じでした。

 

人気アーティスト “浜崎あゆみ” のベストアルバムを買って、流行の最先端に追いついた安心感もあったと思います。

 

まだ小学生だった俺にとって、音楽はとにかくメロディーが重要で、クオリティーの高い楽曲たちに感激したのが[A BEST]の第一印象でした。

 

それから浜崎あゆみの曲を聴くようになったんですが、大人になるにつれてあゆの歌詞の深さやボーカリストとしての表現力にも魅了されて、気付いたら一番好きなアーティストになっていました。

 

特にあゆの真骨頂とも言える歌詞。

 

誰もが理解できる単語を使いつつ、聴いている人が自分自身を重ね合わせて共感できる歌詞を作る才能は天才的!

 

多感な10代の時期に共感できる歌詞、大人になったからこそ共感できる歌詞、昔はよく分からなかったけど今なら理解できる歌詞‥

 

きっとあゆが本当に伝えたいことと、ファンの解釈が違う歌詞もあると思います。

 

歌詞の意味を考えさせられる部分も含めて、深みと重みがあるんですよね。

 

定期的に聴いていた[A BEST]も聴くたびに印象が変わって、歌詞の中に込められた想いやメッセージを考えてみるようになりました。

 

今回は[A BEST]の収録曲について個人的な感想を書いてみます!

 

(1)A Song for XX

1stアルバムの表題曲でシングルカットもされていない曲ですが、この曲を冒頭に持ってくる発想にアーティストとしての才能とセンスを感じますね。

 

涙を流しているモノクロのジャケット写真(ブックレット)を開くと、「どうして泣いているの?  どうして迷ってるの? どうして立ち止まるの? ねぇ教えて」と物悲しい歌詞で幕を開ける構成。

 

サビ前の「居場所がなかった 見つからなかった 未来には期待できるのか分からずに」から「一人きりで生まれて 一人きりで生きて行く きっとそんな毎日が当たり前と思ってた」と言い切るラストまで、痛々しいほどの孤独を感じるロックテイストのバラードナンバー。

 

特に「人を信じることって いつか裏切られ はねつけられることと同じと思っていたよ」の歌詞からは、周りの大人への強烈な不信感と失望感すら伝わってきます。

 

同曲はベストアルバムの発売に際してボーカルを新録しているようで、デビューから3年を経て表現力を増した歌声が、歌詞に込められた孤独や心の痛み、悲しみを一層引き立てているのも大きなポイント。

 

オリジナルは初期のアイドルっぽい声が歌詞と合っていなかったのですが、歌唱力と声量が上がり、ボーカルに強弱をつけた情感のある歌唱法を身につけたことによって “心の叫び” がよりダイレクトに伝わってきました。

 

新たに歌い直したことで[A Song for XX]は格段に感情を揺さぶられる楽曲へと生まれ変わったと思います。

 

(2)Trust

3rdシングル。

 “Trust=信頼” というタイトルや「自分を信じて ひとつ踏み出して 歩いていけそうな気がするよ」という歌詞に、戸惑いながらも自分を信じて一歩踏み出そうとする前向きな意志が込められた曲。

 

「あなたから見つけてもらえた瞬間 あの日から強くなれる気がしてた」「自分を誇ることできるから」の歌詞からは、自分自身を変えてくれた “あなた” への信頼が感じられますね。

 

また「あきらめるなんてもうしたくなくて じゃまする過去たちに手を振ったよ」と過去の孤独や悲しみへの決別を示唆しながら、“あなたを信じること=人を信じること” を恐れない姿勢には[A Song for XX]へのアンサーソング的な意味合いもあるのではないでしょうか?

 

少女から大人の女性に成長していく転換期だったからこそ生み出された名曲ですね。

 

(3)Depend on you

5thシングル。

「あなたがもし旅立つ その日がいつか来たら そこからふたりで始めよう」と新たな旅立ちの決意を示した疾走感溢れる一曲。

 

迷いながらも前を向いて進むことの大切さに気付いた[Trust]の続編のようにも思える曲ですが、「ずっと飛び続けて疲れたなら 羽根休めていいから 私はここにいるよ」という歌詞からは、大切な人を守ろうとする強さも感じます。

 

2番サビでは「あなたのこと必要としている人はきっと 必ずひとりはいるから」と歌っていて、この一言にはずいぶん励まされました。

 

基本的に “あなたと私” が主役の曲なのに、いつの間にか俺自身もあゆの歌詞に自らを投影して勇気をもらっていたんですよね。

 

「すべてを捨ててもいい程 これから始まっていく ふたりの物語は不安と希望に満ちてる」というラストの歌詞には、大きく変わっていく明日に向けて走り出す覚悟が込められているようで、聴いていると心が奮い立ちます。

 

新しいことに挑戦しようとする時や、人生の選択に悩む時に背中を押してくれるような曲。

 

ちなみにこの曲も[A Song for XX][Trust]と同様にボーカルを新録しているため、表現力を増した歌声からは歌詞に込められたメッセージがより力強く伝わってきます。

 

(4)LOVE〜Destiny〜

自身初のオリコン初登場1位を獲得した7thシングル。

ピアノのイントロから始まる美しいメロディー、透明感のある繊細な歌声、“別れ”をイメージさせる切ない歌詞がすべてマッチした珠玉のバラード。

 

あゆの数多いバラードの中でも、最もピュアで純粋な曲だと思います。

 

「ねぇ ほんとは永遠なんてないこと 私はいつから気付いていたんだろう」の歌い出しから泣けてくるんですが、大切な人との別れを連想させる歌詞にも関わらず、不思議と悲壮感はありません。

 

この曲の “あなた”が誰なのかは分かりませんが、2番サビ〜Cメロの「ただ出会えたことで ただ愛したことで 想い合えたことで これからも真実と現実の全てから目を反らさずに 生きて行く証にすればいい」という歌詞からは、巡り会えたことが尊く、これからの人生の道標になる大切な出会いだったことが分かります。

 

ラストサビでは「ただ出会えたことを ただ愛したことを 2度と会えなくても 忘れない」と優しく歌っていて、過ぎ去った日々の想い出を静かに振り返っているような情景が思い浮かんできます。

 

Cメロ→間奏→ラストサビにかけて、ドラマティックに盛り上がっていくメロディーとピアノの切ないアウトロまでの流れが最高です。

 

(5)TO BE

8thシングル。

「君がいたからどんな時も笑ってたよ 泣いていたよ 生きていたよ 君がいなきゃ何もなかった」と “君”への一途な気持ちを歌った曲。

 

「誰もが通り過ぎてく 気にも止めない どうしようもない そんなガラクタを大切そうに抱えていた」「周りは不思議な顔で 少し離れた場所から見てた それでも笑って言ってくれた “宝物だ” と」の歌詞には “君”の優しさと愛情の深さが込められていて、心が温かくなるバラードです。

 

“ガラクタ” が何を指しているのかは想像もつかないですが、他人が気付いてくれない大切な物を “君” だけが宝物だと言ってくれた嬉しさはきっと特別だったはず。

 

「ガラクタを守り続ける腕はどんなに痛かったことだろう 何を犠牲にしてきたのだろう」と “君”の痛みや苦労に想いを馳せながら、“君”を労わる気持ちが伝わってきます。

 

また「君がいなきゃ何もなかった」の一言からは、 “君”がいてくれたからこそ今の自分がいるという深い感謝の想いも感じられますね。

 

“君と私”が辿ってきた道を今思い返している。

そんな内容の曲でしょうか。

 

余談ですが、この曲のアコースティックバージョンもセンチメンタルな雰囲気があって大好きです。

 

(6)Boys & Girls

自身初のミリオンセラーを記録した9thシングル。

全盛期の幕開けを感じさせるアップテンポナンバーで、疾走感のあるメロディーと輝かしい未来に向かって飛び立とうとする “彼ら” “彼女ら” とあゆのストーリー。

 

内向的な歌詞が多かったあゆの曲ですが、この[Boys & Girls]では明確に若者たちのオピニオンリーダーとして存在感を発揮しています。

 

「輝きだした私達なら いつか明日をつかむだろう」「はばたきだした彼女達なら光る明日を見つけるだろう」「輝きだした彼達を誰に止める権利があったのだろう」という歌詞からも分かる通り、登場人物が一気に増えた点がこれまでの曲と大きく異なるところ。

 

あゆの歌詞は第一人称が曲によって違う点も特徴的ですが、この曲では “僕” と “私” が共存しているのが面白いです。

 

例えば最初のサビが「輝きだした僕達を誰が止めることなどできるだろう」と “僕達”であるのに対して、2番サビでは「輝きだした私達なら いつか明日をつかむだろう」と第一人称は “私達” 

 

この“僕達” “私達”の使い分けにより、あゆ自身も男女の違いを超えた “1人の若者”として、俯瞰的に同じ若者たちの躍動を見守っているような印象を聴き手に与えています。

 

アップテンポで明るいメロディーですが、「朝焼けが眩しくて やけに目にしみて 胸が苦しくて 少し戸惑ってた」と “戸惑い”も明かしていて、ありふれたサマーソングとは一線を画しているのが印象的。

 

あゆ自身の大ブレイクにリンクするような躍動感溢れるメロディーと歌詞で、明るく爽やかな曲です。

 

(7)Trauma

自身最大のヒットシングルとなった10thシングル[A]収録曲。

曲調はデジタルサウンドのダンスポップなのですが [Trauma]のタイトル通り、過去の心の傷と誰も知らない自身の一面について歌った一曲。

 

前作[Boys & Girls]が多くの人たちに向けられた歌だとすれば、[Trauma]はあゆ自身の秘められた内面について描かれていると言えるでしょう。

 

まずAメロの「時間なんてものはとても 時として残酷で でもその残酷さゆえに 今が創られて」から、人生が諸行無常であることを痛感させられます。

 

「足元で揺れる花にさえ 気づかないままで 通り過ぎてきた私は鏡に向かえなくなっている」と “過去への悔恨” を打ち明け、「今日のうれしかった顔 今日の悲しかった顔 きのう癒された傷と 今日深く開いた傷を あなたなら誰に見せてる? 私なら誰に見せればいい?」と問いかけるサビからは、他人に安易には胸の内を明かせない迷いや葛藤が感じられますね。

 

「ムダなもの 溢れてしまったもの 役立たないものも 迷わずに選ぶよ そう私が私であるためにね」「幸せの基準はいつも 自分のものさしで決めてきたから」と自らの意思を主張する芯の強さも見せ、“過去の傷” と “確固たるアイデンティティー” の間で揺れる心境をうまく表現していると思いました。

 

曲のラストではようやく自身の古傷を「私ならあの人に見せたい」と明かしています。

 

聴き心地のいいポップスに無機質なデジタルサウンドという組み合わせも斬新ですが、そこに秘密主義的で影のある歌詞が乗ったオリジナリティー溢れる一曲。

 

(8)End roll

10thシングル[A]収録曲。

歌い出しからすでに「もう戻れないよ どんなに懐かしく想っても あの頃確かに楽しかったけど それは今じゃない」と哀愁感が漂う切ないバラード。

 

サビの「君はどこにいるの? 君はどこへ行ったのか 遠い旅にでも出たんだね 一番大切な人と」という歌詞からも分かる通り、端的に言えば“別れ”がテーマでしょうか?

 

それまでのあゆの曲は、孤独や心の痛みを歌った曲が多かったのですが、この[End roll]はとにかく“哀愁” を強く感じる曲。

 

ただ、ラストサビでは「人は哀しいもの 人は哀しいものなの? 人はうれしいものだって それでも思ってていいよね」「そして歩いて行く 君も歩いてくんだね ふたり別々の道でも 光照らしていけるように」と哀しみの中に一筋の希望を見つけ出そうとする “救い” もあり、“君”と別の道でも前向きに歩き出そうとする歌詞が印象的です。

 

戻りたい “あの頃” を懐かしく思いつつ、「別々の道を選んでもきっと光は見つかる」と人生の真理を的確に表現している点も見事。

 

冒頭の悲壮感は少しずつ薄れ、最後には前を向いて歩いていくという歌詞の展開が秀逸で、一曲の中にドラマのようなストーリー性を感じられます。

 

(9)appears

2ndアルバムLOVEppearsと同日発売の11thシングル。

クリスマスソングでありながら浮かれた要素は一切なく、どこか冷めていて俯瞰的な目線で綴られた歌詞が印象に残るミッドテンポのバラード。

 

「恋人たちはとても幸せそうに 手をつないで歩いているからね まるで全てが そうまるで何もかも全てのことが上手くいっているかのように見えるよね 真実のところなんて誰にも分からない」と客観的な視点で歌うラストサビからも分かるように、“他人の心情は本人にしか分からない” という事実を改めて教えてくれる曲です。

 

すれ違う人々が「楽しそう」とか「幸せそう」なんて印象はあくまで勝手な想像に過ぎず、抱えている不安や悩みまで窺い知ることはできません。

 

もちろん逆も然りで、自分の気持ちは自分自身にしか分かりませんよね?

 

当たり前のようで意外と気付いていない “印象” と “真実” の違いを綴った[appears]の歌詞は冷静かつ的確で、あゆの視野の広さと視点の正確さがよく分かる曲だと思います。

 

淡々と並べられた言葉は丁寧ですが、とかく“イメージ” だけで物事を決めつける世間に対して「あなたに私の何が分かるの?」と痛烈な一言を浴びせているようにも受け取れる曲です。

 

まぁこれも個人的な感想なので、「真実のところなんて誰にも分からない」ですけどね。

 

(10)Fly high

2ndアルバムLOVEppearsからのリカットシングル。

新たな旅立ちを歌ったアップテンポなナンバーで、[Depend on you]を彷彿とさせる前向きな一曲です。

 

「離れられずにいたよずっと 見慣れてる景色があったから」という冒頭の歌詞からは、“慣れた場所” を離れることに躊躇していた様子が感じ取れるのですが、それもあくまで過去形。

 

「全てはきっとこの手にある ここに夢は置いていけない 全てはきっとこの手にある 決められた未来もいらない」「全てはきっとこの手にある 始めなきゃ始まらないから」という力強い歌詞からは一切の迷いも弱さもなく、頼もしい成長を遂げたあゆの “強さ”を見ることができます。

 

前述の[Depend on you]では新たな旅立ちに一抹の不安を感じる部分もありましたが、この[Fly high]に関してはタイトル通り、どこまでも高く飛び上がっていけそうな躍動感が伝わってくるイメージですね。

 

切ない曲や影のある曲が多い[A BEST]では、かなり異彩を放っている曲だと思います。

 

なお[A BEST]に収録されているのは、2ndアルバムLOVEppearsと同じロックテイストのアルバムバージョンですが、個人的にはトランスを基調としたシングルバージョンもリズミカルで気に入っています。

 

(11)vogue

14thシングル。

「君を咲き誇ろう 美しく花開いた その後はただ静かに 散って行くから」というサビの歌詞が強烈なインパクトを放つ一曲。

 

一聴しただけでは歌詞の真意が読み取りにくいのですが、この曲はあゆが自身を “流行=vogue”に例えて、“満開に開いた花もいつかは散ってゆく” と自虐的に歌っている意味深な曲ですね。

 

当時まだ21歳で、人気全盛期でもあったトップアーティストがここまで客観的かつ俯瞰的に自分を見つめることができるのは、まさに天賦の才。

 

普通であれば若いうちに大成功を収めただけでも舞い上がってしまいそうですが、[vogue]の歌詞は徹底して冷静に “美しく花開いた” その後を見据えています。

 

栄華を極めた者も必ず終焉の時を迎え、この世界に永続する輝きなど存在しないことを歌った “盛者必衰” がテーマの曲で、他の誰にも書けない唯一無二の歌詞だと思います。

 

ちなみに次作[Far away][SEASONS]とともに “絶望3部作”と称された楽曲群のうちの一曲であり、ネガティブで後ろ向きな歌詞も納得できました。

 

エキゾチックなアラビア風(?)のサウンドアレンジが今までにないタイプの曲で、歌詞は比較的短く、逆にイントロやアウトロが長い点が特徴的。

 

(12)Far away

15thシングル。

いわゆる“絶望3部作” の第2弾シングルで、失恋の悲哀を歌った曲です。

 

“あなた” と “私” がまだ恋人だった頃によく来ていた海へ1人きりで行った “私”

 

思い出の海では「聞こえる波音が 何だか優しくて 泣き出しそうになっているよ」と率直な思いを吐露しています。

 

「新しく 私らしく あなたらしく生まれ変わる」と少し前向きな歌詞が出てきたと思いきや、間髪入れず「幸せは 口にすればほら 指のすき間 こぼれ落ちてゆく 形ないもの」と続き憂鬱な心情が痛いほど伝わってくる曲。

 

2番サビでは「人は皆 通過駅とこの恋を呼ぶけれどね ふたりには始発駅で終着駅でもあった そうだったよね」と終わってしまった恋が2人にとって特別な恋だったことを示唆していて、単なる “失恋の歌” ではないような重い空気感が漂っています。

 

2人が望んでいなかった離別かもしれないし、もしかすると “あなた” はもう永遠に会えない人なのかも‥と深読みしてしまう歌詞。

 

曲調もアレンジも含めてかなり暗い曲ですが、悲壮感漂う憂鬱な雰囲気が不思議と聴き心地のいい曲です。

 

ラストを締めくくるワンフレーズ「もうすぐで夏が来るよ あなたなしの」が、哀しく暗い雰囲気を一層引き立てています。

 

(13)SEASONS

16thシングル。

シングルでは自身3作目のミリオンセラーとなったあゆの代表曲で、絶望3部作の集大成とも言える名曲。

 

冒頭の「今年もひとつ季節が巡って 思い出はまた遠くなった」「曖昧だった夢と現実の境界線は濃くなった」という歌詞からは、大人になること=現実を受け入れて生きていくことだと否応なしに気付かされます。

 

サビの「今日がとても楽しいと 明日もきっと楽しくて そんな日々が続いてく そう思っていたあの頃」は、まさしく10代だった “あの頃” の自分。

 

毎日が希望に溢れ、今日より明日はもっと楽しいと無邪気に信じて疑わなかった日々。

 

だけどそんな日々は一瞬の幻想で、自分自身の限界や世間の残酷な現実を知り、楽しかった思い出まで記憶の彼方に遠ざかっていく悲しさと虚しさを痛感する曲です。

 

2番サビ今日がとても悲しくて 明日もしも泣いていても そんな日々もあったねと 笑える日が来るだろう」の歌詞から、辛い現在もいつか “過去” として受け止められるはずだという希望を感じられる点が唯一の救いでしょうか。

 

エモーショナルでメロディアスな間奏部分は、いくつもの季節が過ぎていく様を情感たっぷりに表現していて、“懐かしい思い出=過去” と “無情に過ぎてゆく時間=現在” の狭間にいる虚無感がリアルに伝わってきます。

 

ラストサビの「幾度巡り巡りゆく 限りある季節の中に 僕らは今生きていて そして何を見つけるだろう」という一節からは、生きることの意味を問いかけられているようにさえ思えますね。

 

[SEASONS]は大人になって改めて聴いてみると歌詞の深さをようやく理解できた気がして、昔よりもっと共感できる曲になりました。

 

懐古的でありながら少しずつ現実と向き合っていこうとする歌詞、淡々と物憂げに歌うあゆのボーカル、やや哀しく切ないメロディーと編曲、楽曲の世界観を見事に表現した間奏のギターソロも含めて、完璧な構成の一曲だと思います。

 

(14)SURREAL

3rdアルバム[Duty]と同日発売の17thシングル。

 

“君はそのままでいてほしい” “私も私のままで変わらずにいるよ” と前向きなメッセージを投げかける反面、言い知れぬ孤独感や寂しさも感じる不思議な曲。

 

サビの「どこにもない場所で 私は私のままで立ってるよ ねえ君は君のままでいてね そのままの君でいてほしい」から推察すると、どこか遠い場所にいる誰かにエールを送っているようです。

 

「背負う覚悟の分だけ 可能性を手にしてる」「どんなに孤独が訪れようと どんな痛みを受けようと 感覚だけは閉ざしちゃいけない 例え言葉をなくしても」と自分自身の信念を貫こうとする強い意志が伝わってきて、この曲あたりからボーカルも力強くたくましいイメージに変わっていきましたね。

 

[vogue][Far away][SEASONS]と続いてきた絶望感や虚無感に一区切りをつけて、再び自分を奮い立たせているような印象も受けました。

 

Aメロ→Bメロ→Aメロ→Bメロ→Cメロ(2回)→Dメロ→サビ(2回)と珍しい構成の曲ですが、個人的にはDメロの「誰にも言えない 誰かに言いたい あの人が誰より大切って」から、サビに向かって一気に景色が広がっていくようなメロディーと編曲が好きです。

 

(15)M

19thシングル。

自身が作曲を手掛け、シングルでは4作目のミリオンセラーを記録。

痛いほど純粋に人を愛する気持ちを歌ったロックバラードで、聴いているだけで胸が締めつけられるような一曲。

 

美しいピアノの旋律と共に「‘MARIA’ 愛すべき人がいて キズを負った全ての者たち」という優しい歌声で始まり、1番Aメロ〜Bメロまではアコースティックアレンジで繊細なボーカルを際立たせています。

 

「今日もまたこの街のどこかで 出会って目が合ったふたり 激しく幕が開けてく」と “出会ったふたり” の恋が始まる瞬間までは、アコースティックなアレンジで物静かな雰囲気ですが、2番のAメロに入る前の間奏からロック調のサウンドへと変化。

 

このサウンドの変化こそ、激しい恋が時に辛く苦しいものであることを効果的に表現していて、曲の世界観に引き込まれていく重要なポイントだと思います。

 

そしてサビの「‘MARIA’ 愛すべき人がいて 時に強い孤独を感じ だけど愛すべきあの人に 結局何もかも満たされる」「‘MARIA’ 愛すべき人がいて 時に深く深いキズを負い だけど愛すべきあの人に結局何もかも癒されてる」という歌詞。

 

「どうしてあの人を好きになったんだろう?」なんて考えてもきっと答えは出ないし、他人から見れば理解できない恋愛もあるはず。

 

誰かを愛することは理屈なんかじゃなく、自分では抑えられない感情なんですよね。

 

深く愛する人がいるからこそ傷つき、孤独を感じることもあるけれど、最後はいつも愛する人に救われるもの。

 

「誰も皆泣いている」「だけど信じていたい」「だから祈っているよ これが最後の恋であるように」と先の見えない恋に不安を感じて涙を流していても、ひたすら祈り続けるしかない苦しさ。

 

世の中にラブソングは数多くあれど[M]ほど、“愛の痛み”を切に歌っている曲は他にないと思います。

 

「理由なく始まりは訪れ 終わりはいつだって理由を持つ」と、これまた意味深なフレーズで幕を閉じるところも秀逸ですね。

 

壮大なサウンドアレンジが歌詞とメロディーにマッチしていて非常に完成度の高い一曲。

 

(16)Who...

2ndアルバムLOVEppears収録曲。

シングルカットこそされていないものの、あゆの代表曲でありライブでは定番の名バラード。

 

[A Song for XX][A BEST]の冒頭に収録した選曲センスも抜群ですが、この[Who...]でラストを締めくくるあたりも最高だと思います。

 

ファンや周囲の大切な人たちに向けて「これからもずっと この歌声があなたに届きますようにと」と願いながら歌うメッセージソングで、フィナーレに相応しい曲。

 

[Who...]をラストに選んだことで、切ない曲や哀しい曲が多かった[A BEST]は最後に救われた印象を受けました。

 

アルバム全体が映画のようで、途中に紆余曲折ありながらも[Who...]がすべてを優しく包み込んでくれるエンディングテーマみたいな感じですね。

 

以前、あゆ自身がインタビューで「いつか時代が変わってもファンの人たちの心に残る曲を作りたいし、自分の曲を忘れずにいてくれたら嬉しい」と答えていたことを思い出しました。

 

たぶんその想いが[Who...]の歌詞に込められていて、あゆはこれからもずっと歌声を届けてくれると信じています。

 

俺がこの曲の歌詞で一番好きなフレーズは、サビ前の「道に迷った時 そして道が遠すぎた時に ひとりつぶやいていたよ そんなものだと」という一節。

 

人生はいつも迷い道の連続で、諦めてきたことや叶わなかったこと、失ったものばかり。

 

その度に「そんなものだ」と半ば諦めながら前に進んできたのですが、[Who...]を聴くと心が落ち着きました。

 

どんなに焦っても悩んでも、やっぱり人生なんて「そんなもの」だから‥

 

あゆにとっての「そんなものだ」とは、達観した上での納得なんでしょうか?もしくは妥協や諦めなんでしょうか?

 

こればかりは、本人にしか分からないことですね。

 

〈総評〉

[A BEST]の収録曲を改めて聴いてみると、歌詞と曲のクオリティーが本当に高いと思いました。

 

歌詞が曲を引き立て、曲が歌詞を引き立てることでクオリティーの高い楽曲を次々と生み出してきた浜崎あゆみの集大成とも言えるベストアルバムで、大ヒットも納得の内容。

 

すべての曲にメッセージ性があり、どの曲にも共感できる部分があるんですよね。

 

本作はすべて1998年〜2000年までに発表された楽曲で構成されていますが、[A Song for XX]で始まって[Who...]で幕を閉じるラストまでの流れなど、あゆ自身が選曲した収録曲からも自己プロデュースのセンスを感じました。

 

選曲に関して言えば、21世紀最初のシングル[evolution]から歌詞や曲調の傾向が大きく変化していったので、収録曲を20世紀最後のシングル[M]で一区切りにしたのは正解だったと思います。

 

2001年以降にリリースされた楽曲は[A BEST2 -WHITE-][A BEST2 -BLACK-](2007年発売)[A COMPLETE 〜ALL SINGLES〜](2008年発売)[A SUMMER BEST](2012年発売)[A BALLADS2](2021年発売)などに収録されていて、これらのアルバムもおすすめです!

 

とにかく[A BEST]は名曲揃いなので、まだ聴いたことがない人は是非聴いてみてください!

 

ドラマ[新空港占拠]最終話(あらすじと感想)

 

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〈画像出典 日本テレビ

 

(土曜ドラマ[新空港占拠]日本テレビ公式サイト)

 

脚本:福田哲平、蓼内健太
演出:大谷太郎、茂山佳則(AX-ON)、西村了(AX-ON)
監修:石坂隆昌(警察)、新村核(医療)


出演者:櫻井翔比嘉愛未白石聖ジェシー(SixTONES)、片桐仁濱津隆之長田成哉、富川一人、ぐんぴぃ(春とヒコーキ)、俵木藤汰、結城モエ、吉田帆乃華、瀧内公美ソニン高橋メアリージュン山本千尋、宮本茉由、後藤剛範、竹内まなぶ(カミナリ)、サーヤ(ラランド)、山谷花純、安斉星来、岩瀬洋志、平山浩行手塚とおる黒沢あすか奥貫薫菊池風磨(Sexy Zone)

音楽:ゲイリー芦屋
エンディング:Snow Man[W]

製作:日本テレビ

 

櫻井翔主演の日本テレビ系ドラマ[新空港占拠]

 

スリリングかつ予想外な展開が目白押しだった同作も3月16日(土)に最終話を迎えました。

 

第9話は新見大河(ジェシー)が自身に賛同する仲間と合流して、空港にいた人質4名と駿河紗季(宮本茉由)をトラックでどこかに連れ去ってしまい、紗季の双子の姉・悠月(高橋メアリージュン)がバイクで大河たちを追いかけるシーンで終わりましたね。

 

また空港の地下深くには新世代エネルギー資源 “ネオメタン” が埋まっており、採掘を極秘に進めるための “Mプロジェクト” なる計画こそ、空港建設の真の理由であったことも判明。

 

最終話では大河たちの本当の目的が明らかに。

 

彼らはMプロジェクトを推進する新空港促進協議会のメンバーが一斉に集まる会議を狙って、自爆テロを決行するという恐ろしい計画を立てていたんです!

 

北見議員(手塚とおる)や北見の秘書だった武蔵二葉(奥貫薫)だけでなく、三郎(櫻井翔)の妻・裕子(比嘉愛未)や紗季まで道連れにしようとする大河たち。

 

まさに命をかけた復讐劇。

 

さらに大河は裕子と紗季に銃を突きつけ、三郎と悠月を誘き出す卑劣な手段を取ります。

 

愛する人を救うために奔走する三郎と悠月。

 

警部補・本庄(瀧内公美)とSATの隊員たちも現場へ急行。

 

指揮本部では大河の暴走を止めて人質を救出するべく、和泉管理官(ソニン)が取調室にいる丹波(平山浩行)の元へ。

 

「愛する者の無念を晴らすためだったら、どんなことだってやる」と呟く丹波に対して、「私たち警察官は何があろうと、市民の安全を脅かしてはならない」「私はこれ以上の悲劇を止めなければなりません」と声を震わせながら丹波に訴えかける和泉。

 

和泉自身、かつて最愛の夫を失い理不尽な目に遭いながらも悲しみを乗り越え、警察官としての務めを全力で果たそうとする姿に俺も泣きました。

 

和泉の熱意が伝わったのか、丹波は大河が配信にこだわっていることを明かし、配信を遮断すれば人質に危害を加えることはないだろうと助言。

 

その頃、裕子や紗季たちを救出するため人質が監禁されているホテルにそれぞれ到着した三郎と悠月。

 

そこで待ち構えていた大河から衝撃の事実が明かされます。

 

なんと “山猫” の正体は、三郎の姉・二葉だった!?

 

前話までの流れから “山猫”は北見議員だと思っていたんですが、実際には二葉が “山猫”の正体だったなんて信じられないですよね。

 

三郎や裕子、和泉も含めて驚愕する一同。

 

「山猫は俺だ!」と慌てて言い張る北見に、「もういい。下がりなさい」と怪しげな微笑を浮かべた二葉は自分が “山猫”であることを認め、Mプロジェクトは国の将来のために必要なプロジェクトだと主張。

 

さらに北見の不正を告発しようとしていた兄の健一(本多遼)が、不正を黙っている代わりに300万円の現金を要求していたことまで明かされます。

 

ショックを隠しきれない三郎を横目に大河は、宿敵の山猫=二葉を銃で撃つよう悠月に命令。

 

“罪を認めた者は解放する” というポリシーを持つ悠月は拒否したものの、紗季を人質に取られる緊迫の事態に。

 

1分以内に二葉を撃たなければ紗季の命はないと脅され、絶体絶命の悠月‥

 

一方の指揮本部では、大河たちを止めたいと申し出た岩槻(白石聖)の協力もあり、情報分析官の志摩(ぐんぴぃ)が大河の配信と監視カメラの映像を遮断することに成功。

 

同時に和泉の突入命令によってSATの隊員たちが現場を制圧。浜松詩(山本千尋)と浜松奏(安斉星来)、松長(後藤剛範)の3人が捕まりました。

 

強い絆で結ばれた詩と奏の姉妹が、互いの名前を呼びながら引き離されてしまう場面は少し切なかったです。

 

仲間も捕まってしまい、配信も遮断された大河は自暴自棄になり爆弾の起爆スイッチを押しますが、悠月がパソコンで起爆装置をオフに。

 

いよいよ追い詰められた大河は裕子に銃を向け、三郎が身を挺して裕子を庇おうとします。

 

発砲音が響き、あわや最悪の事態かと思いきや三郎と裕子は無傷‥?

 

なんと銃を撃ったのは悠月で、撃たれたのは大河!

 

大河の暴走を止め、大河がこれ以上誰かを傷つけることを防ぐために、悠月は苦渋の決断で大河を撃ったんですね‥

 

正直なところ、終始過激な思想に取り憑かれていた大河にあまり感情移入できなかったんですが、彼が倒れた時の最期の言葉「姉ちゃん‥」には泣かされました。

 

大河は姉を失った怒りと悲しみの矛先をどこにぶつければいいのか、きっと自分自身でも分からなかったんだと思います。

 

三郎と裕子を間一髪で救った悠月は妹の紗季に「ケガはない?」と優しく問いかけてから、「後悔なんてない。嘘で溢れた世の中で真実を追い求めただけだ」と銃を捨てSATに投降。

 

今回の獣たちの中でも、リーダーの悠月と丹波は一貫してかっこよかったですよね。

 

こうして獣たちは全員捕まり、人質も無事に保護。三郎と裕子も互いの無事を喜んで事件は解決‥‥かと思いきや、二葉がいない!?

 

三郎が二葉を探すため屋上に行ってみると、銃を片手に立ちつくしている二葉を発見。

 

“山猫”の正体を「三郎だけには知られたくなかった」と悲しそうに呟いて、自身の頭に銃を向ける二葉。

 

「最後にあなたに伝えておきたいことがある」と二葉が打ち明けたのは、兄の健一が北見に金を要求した件についてでした。

 

そこで三郎は初めて両親が借金を残していたこと、健一は必死で借金を返しながら幼かった三郎を育てていたこと、北見に金を要求したのも三郎を守るためだったと知ります。

 

健一は弟を守ろうとして、二葉もまた弟を守ろうとしていたんですね。

 

「ずっと嘘をついていてごめんなさい」と自ら命を絶とうとする二葉。

 

絶望感に打ちひしがれている二葉を目の当たりにして、「姉貴は俺にとってたった1人の姉貴なんだ。俺は姉貴のすべてを受け入れる。だから生きるんだ!」と涙ながらに説得する三郎。

 

弟の説得を受け、生きることを選んだ二葉はその場で泣き崩れてエンディングへ‥

 

俺もめちゃくちゃ泣きました。

 

前作[大病院占拠]でも最終話はめっちゃ泣いたんですが、今作は兄弟姉妹の絆もテーマの1つだったような気がします。

 

弟の三郎を大切に育ててきた健一、妹の紗季を「必ず助ける」と誓い大河に立ち向かった悠月、亡くなった姉をずっと慕っていた大河‥

 

(個人的な話で申し訳ないんですが) 俺も4人兄弟の長男なので、弟や妹を守りたいと思う気持ちはすごく共感できました。

 

弟を思う健一の愛情は時を超えて三郎に伝わり、三郎の思いもまた姉の二葉に “生きる希望”を与えたんですね。

 

悠月が問いかけた大きなテーマ。

「嘘で溢れた世界で、何が自分にとっての真実なのか?」

 

答えはきっと “愛” なのかなと俺は思います。

 

まぁとにかく空港占拠事件は解決して、武蔵家にも平穏な日々が戻ってきたのは一安心。

(この家族は去年も大事件に巻き込まれてますからね‥)

 

しかし!!

ここでお気楽に終わらないのが、“占拠シリーズ” の恐ろしいところ。

 

ラストシーンで[大病院占拠]の青鬼・大和耕一(菊池風磨)が拘置所を脱走!!

 

風が吹きつけるビルの屋上に立ち、不敵な笑みを浮かべながら「ありがとうございました。助けていただいて‥」とスマホで誰かに礼を述べる耕一。

 

拘置所から逃げ出したとなれば、手引きしたのは警察関係者?

 

来年もまたどこかが占拠されるのか?

もしかして映画化?

 

いずれにしても続編がありそうな予感。

これは楽しみですね!

 

追記ですが[大病院占拠][新空港占拠]と2シリーズで主題歌になったSnowMan[W]もドラマのスリリングな雰囲気に合ってていい感じ👍

SnowMan[W]

 

ドラマ[新空港占拠]第9話(あらすじと感想)

 

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〈画像出典 日本テレビ

 

(土曜ドラマ[新空港占拠]日本テレビ公式サイト)

 

脚本:福田哲平、蓼内健太
演出:大谷太郎、茂山佳則(AX-ON)、西村了(AX-ON)
監修:石坂隆昌(警察)、新村核(医療)


出演者:櫻井翔比嘉愛未白石聖ジェシー(SixTONES)、片桐仁濱津隆之長田成哉、富川一人、ぐんぴぃ(春とヒコーキ)、俵木藤汰、結城モエ、吉田帆乃華、瀧内公美ソニン高橋メアリージュン山本千尋、宮本茉由、後藤剛範、竹内まなぶ(カミナリ)、サーヤ(ラランド)、山谷花純、安斉星来、岩瀬洋志、平山浩行手塚とおる黒沢あすか奥貫薫菊池風磨(Sexy Zone)

音楽:ゲイリー芦屋
エンディング:Snow Man[W]

製作:日本テレビ

 

3月9日(土)に放送された櫻井翔主演の日本テレビ系ドラマ[新空港占拠](第9話)

 

前話までに新見大河(ジェシー)がじつは獣の一味で過去に意見の相違から決別していたことや、情報分析官の岩槻(白石聖)も獣の一味だったことなどが判明。

 

第8話では獣たちの内部から大河と繋がっている“裏切り者”が見つかったり、三郎(櫻井翔)の妻・裕子(比嘉愛未)が大河に爆弾を巻きつけられて人質にされている上、岩槻が三郎のインカムに爆弾を仕掛けて指揮本部を占拠するという衝撃のラストを迎えましたね。

 

また悠月(高橋メアリージュン)と駿河紗季(宮本茉由)は双子の姉妹だったことも明らかに。

 

最終話を目前に第9話では怒涛の展開を見せ、三郎の兄・健一(本多遼)が失踪した事件の真相が明かされたのですが、これがまた予想外の事実で仰天でした。

 

なんと健一は失踪したわけではなく、議員の北見(手塚とおる)に殺害され、しかも当時北見の秘書だった三郎の姉・二葉(奥貫薫)が一部始終を見ていたという顛末!

 

この事実は結局隠蔽され、“健一は失踪した”と三郎は思い込んでいたものの、実際には二葉が真実をすべて知っていたとなると相当ショックですよね。

 

いくら幼かった三郎を守るためとはいえ、姉が兄の失踪の真実を隠していたなんて辛すぎる‥

 

さらに駿河悠月と駿河紗季は健一の娘だったことまで発覚!

 

つまり三郎にとって悠月と紗季は姪であり、逆に三郎は悠月と紗季の叔父ということ。

 

悠月と紗季が北見と二葉を人質に取ったのは、父親の失踪事件の真相を明らかにするためだったんですね。

 

また丹波(平山浩行)の妻・愛は岩槻の姉だったことも判明して、獣たちの人間関係や空港占拠の動機に関する全容がほぼ分かってきました。

 

(とにかくこのドラマは意外性満載かつストーリー展開が早いので、1回リアタイ視聴してからTVerで再視聴するのがマストですww)

 

終盤では大河が空港に乗り込んできて、自身に賛同する獣のメンバーたちと共に人質を連れ去ろうとするも、丹波と息子の直樹(岩橋洋志)は大河と対峙。

 

当初は大河の考えに賛同していた直樹の恋人・瀬奈(山谷花純)も銃を向けられている直樹を見て丹波親子側につきましたが、暴走状態の大河は躊躇なく銃を発砲する暴挙に出ます。

(大河も相当ヤバいやつですよね)

 

あわや瀬奈が撃たれそうになり、直樹が身を挺して瀬奈を守ろうとした瞬間、前に進み出て直樹と瀬奈を庇ったのは丹波でした。

 

このシーン、めちゃくちゃ泣きましたよ。

 

愛する瀬奈を守ろうとした直樹、息子とその恋人を守ろうとした父親の丹波

 

たった一言「お前が守れ」と息子に恋人を守るよう厳命した“親父の愛情”は、寡黙で不器用ながらも確かに伝わってきました。

 

直樹と瀬奈に逃げるよう指示した丹波ですが、撃たれて怪我をした自身は逃げることができず、かつての部下でもあったSATの隊員たちに「ご苦労だった」と敬意を表して投降。

 

悠月の味方だった他の獣メンバーたちも、次々とSATに取り押さえられ、結局は直樹と瀬奈も捕まってしまいます。

 

自身は肩を撃たれながらも「頼む。撃たないでくれ!子どもがいるんだ!」と妊娠中の瀬奈を必死で庇う直樹。

 

監視カメラで彼らの様子を見ながら涙を流す岩槻と悠月‥

 

このシーンも号泣しました。

 

前作[大病院占拠]でも同様だったんですけど、三郎や和泉管理官(ソニン)の目線でドラマを観ながら、いつの間にか獣のメンバーたちにも感情移入していたんですよね‥

 

大切な人を理不尽に奪われ、どうしようもない怒りや悲しみを抱えて苦しんできたことを考えると、何が正しくて何が間違っているのかよく分からなくなってきます。

 

一方、大河側についたメンバーは人質たちを連れて空港を脱出。

(しかも紗季まで一緒に連れ去られてしまうカオスな展開に‥)

 

「人質は全員抹殺する」と恐ろしい宣言をする大河。

 

大河の暴走を止め、最愛の妹・紗季を助けるべくバイクで後を追った悠月。

 

大河たちはどこに向かっているのか?

彼らの最終目的とは?

 “山猫” の正体に関する釈然としない謎

 

そして、三郎は裕子と二葉を救出できるのか?

 

3月16日(土)がいよいよ最終話。

どんなラストを迎えるか楽しみですね!!

 

バイク王CM

 

先月くらいから放送してるバイク王のCM、すごくいいですよね!

最近のCMでは一番好きかも。

 

バイク王CM [さよならなんて篇]

 

主人公の男性が自分にとって思い出深いバイクを売るストーリーですが、30秒のコマーシャルに1人の男性の人生ドラマを垣間見たような気がします。

 

つるの剛士の歌とナレーションも切なくて、ややセンチメンタルな雰囲気が印象に残るCMですね。

 

昔どこかの誰かが言っていた「物は時に大切な思い出にもなる」という言葉を改めて実感。

 

俺自身はバイクも車も運転しないんですけど、高校時代に地元の先輩が学校までバイクで送ってくれたことを思い出して、なんか懐かしい気分になりました。

(その先輩とは互いに自宅が近く、俺の寝坊癖と遅刻癖を見かねて迎えに来てくれる日もあったんです‥)

 

墨田区の自宅から学校がある江戸川区まではバイクで20分くらいの距離でしたが、眠い朝は気分転換にもなって最高でした!

 

本当に面倒見のいい、優しい先輩だったなぁ。

 

今では3人の子どもたちを育てる立派な父親で、バイクに乗る機会もほとんどないみたいですけどね。

 

先輩が高校時代に乗ってたバイクを売る時、どんな気持ちだったんだろう?

 

少しでも俺たちのことを思い出してくれたかな?

 

話が逸れてしまいましたww

 

とりあえずバイク王のCM、かなり泣けます!!

 

ドラマ[新空港占拠]

 

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〈画像出典 日本テレビ

 

(土曜ドラマ[新空港占拠]日本テレビ公式サイト)

 

脚本:福田哲平、蓼内健太
演出:大谷太郎、茂山佳則(AX-ON)、西村了(AX-ON)
監修:石坂隆昌(警察)、新村核(医療)


出演者:櫻井翔比嘉愛未白石聖ジェシー(SixTONES)、片桐仁濱津隆之長田成哉富川一人、ぐんぴぃ(春とヒコーキ)、俵木藤汰、結城モエ、吉田帆乃華、瀧内公美ソニン高橋メアリージュン山本千尋、宮本茉由、後藤剛範、竹内まなぶ(カミナリ)、サーヤ(ラランド)、山谷花純、安斉星来、岩瀬洋志、平山浩行手塚とおる黒沢あすか奥貫薫菊池風磨(Sexy Zone)

音楽:ゲイリー芦屋
エンディング:Snow Man[W]

製作:日本テレビ

 

1月にスタートした日本テレビ系ドラマ[新空港占拠]

 

昨年の同クールに櫻井翔が主演を務めて話題となった[大病院占拠]の新シリーズとなる今作ですが、かなり面白い作品で毎週必ず観てます。

(第6話は今夜放送ですね!)

 

日本テレビ[新空港占拠](第6話/予告)

 

ドラマの内容としては、巨大空港が獣の面を被った謎の武装組織に占拠され、複数の人質をとられるというサスペンス・アクションで、一番のポイントはテンポよくスピーディーにストーリーが展開していく点だと思います。

 

前作[大病院占拠]では、武装組織が鬼の面を装着していましたが、今作の“獣”たちは十二支の動物に扮しているのも特徴的。

 

事件解決のために奔走する武蔵刑事(櫻井翔)が対峙する獣たちや警察上層部に振り回される姿は、日本版ダイハードって感じで緊迫感が伝わってきます。

 

かつての警察関係者、駿河(宮本茉由)や丹波(平山浩行)が武装組織 “獣”の一味だったり、横浜署の署長・川越(片桐仁)が犯罪者だったりと、毎回予想外の展開に驚かされる点も見どころの一つ。

 

さすがに和泉管理官(ソニン)が川越のペットボトルに毒物を混入させた防犯カメラの映像は「嘘だろ?」って思いましたけどねww

(まぁ当然ですが防犯カメラの映像はフェイクで、和泉管理官の無実は証明されています)

 

毎週少しずつ明かされる“獣”の正体を視聴者が予想するのも、SNSが普及した現代ならではの楽しみ方でナイスなアイディア。

 

第5話のラストでは獣のリーダー・龍の正体が高橋メアリージュンと判明!ちょっと意外でびっくりしました。

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前作[大病院占拠]ではリーダーの青鬼を演じたのが菊池風磨だったので、今回もリーダーは旧ジャニーズからキャスティングされると予想していたところに、まさかの女性!

 

高橋メアリージュンは背が高いし、美人でかっこいいからリーダーも適任ですね!

 

あともう1人、気になるのはSixTONESジェシーが演じる謎の男‥

武蔵の妻・裕子(比嘉愛未)になんらかの恨みを持っていて、しかも警察官の綾部(吉田健悟)には命を狙われているというミステリアスな役どころ。

 

謎の男は獣たちの味方なのか敵なのか?

 

いずれにせよ、物語のキーパーソンであることは確実です。

 

また空港占拠事件のきっかけになった人物として示唆されている正体不明の “山猫” とは一体誰なんでしょうか?

 

[大病院占拠]で病院を占拠した鬼たちと同様に、[新空港占拠]の獣たちにも獣になってしまった事情があり、それぞれの“正義” が交錯している部分もこのドラマの重要な点。

(人質にはそれぞれ罪があり、その罪を暴いていくのが獣たちの一番の目的だと思われるので‥)

 

大切な人を失った悲しみや怒りが彼らを獣に変えてしまった経緯を考えると、単なる勧善懲悪ドラマではないんですよね。

 

今夜の第6話以降、いよいよ獣たちの過去が明らかになっていくはず。

 

最終話に向けて怒涛の展開を見せてくれそうで、ますます楽しみですね👍

 

〈追記〉

獣たちのリーダーでもある龍の正体は高橋メアリージュンだと判明しましたが、「龍は2人存在する」という噂もあるらしいです。

 

ネットの情報によれば、龍が男性に見える場面と女性に見える場面があったとか。

 

現在のところ真偽不明な情報ではあるものの、「King & Princeの高橋海人がWリーダーの龍としてサプライズ出演?」なんて噂も‥

 

本当かどうかは分かりませんが、“もう1人の龍”がいたら面白いですよね!

日本レコード大賞

 

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今年もレコード大賞の時期ですね!

(うーん、30歳を過ぎてから1年が早いww)

 

毎年レコード大賞は結構楽しみにしているので、今年は誰が大賞を受賞するのか気になります。

 

1959年(昭和34年)にスタートして、今年で65回目となる同賞は “日本で最も権威のある音楽賞”と言われています。

 

大賞を受賞すれば  “一流アーティストの証” とも言えますね。

 

このレコード大賞ですが、現在までの大賞受賞者・大賞受賞曲を振り返ってみると、以下の3パターンに大きく分かれています。

 

①アーティスト本人の活躍と楽曲の両方を評価されたパターン

 

②アーティスト本人の活躍を主に評価されたパターン

 

③楽曲を主に評価されたパターン

 

単純に大ヒットした曲が大賞を受賞しているというわけではなく、歌唱アーティストの活躍度や社会的なブームも含めたトータルの条件から判断して大賞受賞曲が決まっている点は画期的ですよね。

 

今回は過去30年分のレコード大賞受賞曲を振り返ってみたいと思います!

 

〈1994年〉

Mr.Children

[innocent world]

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1994年度のオリコン年間シングルランキングで1位を獲得、約194万枚のセールスを記録したMr.Childrenの[innocent world]が大賞を受賞。ミスチル一躍トップアーティストへと登り詰めるきっかけになった曲としても有名です。

同年11月には、約277万枚を売り上げた自身最大のヒット曲[Tomorrow never knows]がリリースされていますが、大賞に選ばれたのはこの[innocent world]でした。

同曲を収録したアルバム[Atomic Heart]も約343万枚を売り上げており、大賞に相応しい曲ですね。

 

〈1995年〉

trfOvernight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜

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小室ファミリーブームの火付け役となったtrfの10thシングルが大賞を受賞。

trfは6thシングル[survival dAnce 〜no no cry more〜]から本作まで5作連続でミリオンセラーを記録しており、1995年はまさに全盛期と言えます。グループの活躍は破竹の勢いでしたが、受賞曲[Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜]はオリコン年間シングルランキング27位。

約165万枚を売り上げ、trf最大のヒット曲となった同年1月リリースの[CRAZY GONNA CRAZY](オリコン年間11位)が選ばれなかったのは少し不思議。

 

〈1996年〉

安室奈美恵

[Don't wanna cry]

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アムラーと呼ばれるフォロワーを生み出し、社会現象を巻き起こした安室奈美恵

1996年度オリコン年間シングルランキングで9位にランクインして、約139万枚のセールスを記録した[Don't wanna cry]が大賞を受賞。

アルバム[SWEET 19 BLUES]が約336万枚のメガヒットとなった結果、同年のアーティスト別トータルセールスで堂々の1位に輝くなど大ブレイク。史上最年少(当時19歳)でのレコード大賞受賞も話題となりました。

小室ファミリーがチャートを席巻していた時代の最も象徴的なアーティストでしたね。

 

〈1997年〉

安室奈美恵

[CAN YOU CELEBRATE?]

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前年に引き続き、安室奈美恵が2年連続での大賞受賞という快挙を達成。

シングルでは自身5作目のミリオンセラーとなった[CAN YOU CELEBRATE?]は1997年度オリコン年間シングルランキングで1位を獲得、約230万枚(マキシシングルとの合算では約275万枚)の大ヒット曲になりました。

また1990年代のレコード大賞受賞曲では、最大の売上枚数となった曲でもあり、人気と実績の両方で受賞した曲と言えます。

 

〈1998年〉

globeWanna Be A Dreammaker

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この曲はちょっと意外でしたね。1998年度のオリコン年間シングルランキングでは47位で、globeの人気にも陰りが見られた頃だった気がするんですが‥

自身最大となる約229万枚のセールスを記録した[DEPARTURES](1996年度オリコン年間シングルランキング2位にランクイン)では大賞を獲得していないので、尚更微妙なタイミングです。

1998年はGLAYEvery Little Thing、SPEEDといったアーティストが全盛期でしたが、大賞候補にノミネートされていなかったんでしょうか?

 

〈1999年〉

GLAY[Winter, again]

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1999年度オリコン年間シングルランキング2位を記録して、約165万枚のセールスを記録したGLAY最大のヒット曲[Winter, again]が大賞を受賞。

レコード大賞受賞曲としては相応しい楽曲だと思いますが、前年(1998年)にピークを迎えた同バンドの人気や勢いを考えると、1998年度オリコン年間シングルランキングで1位を獲得した大ヒット曲[誘惑]をスルーして(?) 1999年に[Winter, again]で初受賞というのは少しタイミングが遅いような気もします。

(その点はレコード会社の事情や各アーティストの意向もあると思いますけど)

 

〈2000年〉

サザンオールスターズTSUNAMI

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2000年度オリコン年間シングルランキング1位で、約294万枚を売り上げたサザンオールスターズ最大のヒット曲[TSUNAMI]が大賞を受賞。

正直なところ、290万枚を超える大ヒット曲だったとは知らなかったので驚きました‥

(世代の違いもあると思いますが、2000年は倉木麻衣浜崎あゆみの人気が圧倒的に目立っていた印象が強かったので‥)

ちなみに[TSUNAMI]は2000年代のレコード大賞受賞曲で最大の売上枚数を記録しています。

 

〈2001年〉

浜崎あゆみ[Dearest]

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年間のCD総売上枚数が1,100万枚を超え、前年(2000年)に続き2年連続でアーティスト別トータルセールス1位を獲得した浜崎あゆみ大賞を受賞。

同年にはオリコン年間シングルランキング2位の[M]や年間7位の[evolution]といった大ヒット曲もありましたが、大賞受賞曲は意外にも年間17位の[Dearest]でした。

業界史上初となる2年連続での総売上200億円突破を達成するなど、驚異的な記録を次々に打ち立てて「2001年はあゆの年」と言われたほどの活躍だったので大賞も納得ですね。

 

〈2002年〉

浜崎あゆみ[Voyage]

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浜崎あゆみが前年に続き、2年連続でのレコード大賞を受賞。

大賞受賞曲[Voyage]は2002年度オリコン年間シングルランキングで9位にランクインして、同年のアーティスト別トータルセールスでも2位と大活躍。

余談ですが、同年7月リリースの3曲A面シングル[H(independent、July 1st、HANABI)]は2002年唯一のミリオンセラーとなり、オリコン年間シングルランキングで1位を獲得しています。

 

〈2003年〉

浜崎あゆみ[No way to say]

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前人未到、史上初となる3年連続でのレコード大賞受賞となった浜崎あゆみ

また大賞受賞曲[No way to say]をもってシングルの総売上枚数が、女性アーティスト歴代1位となりました。

2003年のアーティスト別トータルセールスでも1位を獲得するなど、相変わらずの人気で日本を代表する歌姫と呼ばれる存在に。

史上初のレコード大賞3連覇は見事!

 

〈2004年〉

Mr.ChildrenSign

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10年ぶり2度目となるMr.Childrenレコード大賞受賞曲[Sign

2004年度のオリコン年間シングルランキングで2位にランクインした大ヒット曲ですが、少し意外な選曲でしたね。

ミスチルがミリオンセラーを連発していた90年代のレコード大賞受賞は1994年の1回のみだったので、まさか2000年代に再び大賞を受賞するとは思っていませんでした‥

(2004年はORANGE RANGEが無双状態で大ブレイクしていた時期だったので、「今さらミスチル?」って感じでww)

もちろん[Sign]は名曲なので、安定した人気の証と言えます。

 

〈2005年〉

倖田來未[Butterfly]

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同年9月発売のベストアルバム[Best 〜first things〜]が200万枚に迫るセールスを記録して、大ブレイクを果たした倖田來未が大賞を受賞。

受賞曲[Butterfly]はオリコン年間シングルランキング85位と、過去の大賞受賞曲に比べて若干微妙な順位でしたが、10代を中心に大流行していたので “実際のランキングよりもヒットした曲”というイメージが強かったです。

また2005年頃からダウンロード配信による売上が急速に伸びて、CDセールスだけではヒットの目安を測れない時代になっていた部分も含め、レコード大賞の新しい一面を垣間見ることができた受賞曲でもありました。

 

〈2006年〉

氷川きよし[一剣]

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ご存知 “演歌界のプリンス” こと氷川きよしが[一剣]で大賞を受賞。演歌曲の大賞受賞は1993年の香西かおり[無言坂]以来13年ぶりの快挙らしいです。

2006年は前年以上に大ヒットを連発した倖田來未の “レコ大2連覇” が確実視されていたので、同年のレコード大賞倖田來未だったと記憶していたのですが、調べてみたら氷川きよしが大賞を受賞していたんですね。

(勘違い、失礼しました‥)

 

〈2007年〉

コブクロ[蕾]

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俺の記憶にはまったく残っていないんですが、2007年度オリコン年間シングルランキング3位と大ヒットを記録したコブクロ[蕾]が大賞を受賞。

CDの売上だけでなく、着うたが3ミリオン、着うたフルでミリオン、シングルトラックでも2ミリオン(いずれも日本レコード協会認定)と、ダウンロード配信でも大ヒットしていたようです。

正直に言うと「この曲、そんなに流行ってたのか!?」って感じで意外でした‥

自分が興味なかっただけで、大賞に相応しい曲だったようです。(すみません‥)

 

〈2008年〉

EXILE[Ti Amo]

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2008年のアーティスト別トータルセールスで1位に輝いたEXILE初のレコード大賞受賞曲[Ti Amo]

2003年に[Choo Choo TRAIN]で大ブレイクして以降、2005年の[ただ...逢いたくて]2007年の[Lovers Again][道]など数多くのヒット曲を量産してきたEXILEが、満を持しての大賞受賞となりました。

受賞曲[Ti Amo]を収録したシングル[The Birthday 〜Ti Amo]のCD売上枚数は約32万枚ですが、着うたはミリオン、シングルトラックでは2ミリオンと、この頃にはすでにCDの売上枚数よりダウンロードの売上が上回っていることが分かります。

 

〈2009年〉

EXILE[Someday]

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前年に続いて、EXILEが2度目となる大賞を受賞。

2009年のアーティスト別トータルセールスでも2位と大賞に相応しい活躍を見せ、受賞曲となった[Someday]を収録したシングル[THE MONSTER 〜Someday〜]はオリコン初登場1位を獲得。表題曲[Someday]が着うた、シングルトラックで共にダブル・プラチナ、カップリング曲の[愛すべき未来へ]も着うたフル、シングルトラックで同じくダブル・プラチナに認定されるなど、ダウンロード売上の優勢傾向が目立っています。

 

〈2010年〉

EXILE[I Wish For You]

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2003年の浜崎あゆみ以来、史上2組目となるレコード大賞3連覇を成し遂げたEXILE

大賞受賞曲の[I Wish For You]は着うた、着うたフルが共にダブル・プラチナ、シングルトラックではミリオンを達成しており、音楽をダウンロードして聴く若い世代からの支持が圧倒的に高いことが分かりますね。

2010年のアーティスト別トータルセールスでも4位と人気をキープしていることを考えれば、大賞も納得の結果。

 

〈2011年〉

AKB48フライングゲット

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2011年度オリコン年間シングルランキングで1位を獲得して、約162万枚のセールスを記録した[フライングゲット]が大賞を受賞。

AKB48のシングルでは4作目のミリオンセラーとなった同曲ですが、握手券と投票券を使ってCDの売上枚数を伸ばす秋元康の手法は確実に日本の音楽業界を衰退させたと思います。

(はっきり言って、握手券と投票券がメインでCDは付属品扱いですよね)

この手法によってミリオンセラーの価値は下がり、ランキングやチャートの順位も有名無実となってしまったのが残念。

まぁ普通にいい曲だとは思いますけど‥

 

 

〈2012年〉

AKB48

真夏のSounds good!

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前年に続き、2年連続での大賞受賞となったAKB48

大賞受賞曲[真夏のSounds good!]は2012年度オリコン年間シングルランキングで1位を獲得。約182万枚を売り上げ、同グループ8作目のミリオンセラーとなったシングル。

レコード大賞受賞の賛否やCDの販売方法についての疑問点は、先程も述べたのでコメントを控えますww

 

〈2013年〉

EXILEEXILE PRIDE 〜こんな世界を愛するため〜

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EXILEが史上初の快挙となる4度目のレコード大賞を受賞。

大賞受賞曲[EXILE PRIDE 〜こんな世界を愛するため〜]は2013年度オリコン年間シングルランキングで5位にランクイン。約101万枚を売り上げ、EXILE初のミリオンセラーとなったシングルです。

シングルトラックではプラチナ認定でしたが、EXILEの近年のシングルではダウンロード売上をCD売上が上回った珍しいパターン。

4度のレコード大賞受賞は、今後も破られることのない最多記録だと思います!

 

〈2014年〉

三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE[R.Y.U.S.E.I.]

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“ランニングマン”と呼ばれる独特のステップを取り入れたダンスが話題になった大ヒット曲[R.Y.U.S.E.I.]が大賞を受賞。

2014年度のオリコン年間シングルランキングでは30位でしたが、シングルトラックがミリオンを達成。レコチョクのダウンロードランキングでも翌2015年に年間1位、DAMのカラオケランキングでも1位を獲得するなど、大賞に相応しい大ヒット曲となりました。

YouTubeのMV再生回数も公開から2年で1億回を突破しています。

 

〈2015年〉

三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE[Unfair World]

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前年に続いて、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEが2年連続で大賞を受賞。

大賞受賞曲となった[Unfair World]は約20万枚を売り上げ、シングルトラックはゴールド認定されていますが、昨年に同グループが大賞を受賞した楽曲[R.Y.U.S.E.I.]に比べると、認知度は相当低いですね。

2015年は全体的にヒット曲が少ない年だったのかもしれません。

 

〈2016年〉

西野カナ[あなたの好きなところ]

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平成生まれの歌手として初のレコード大賞受賞者となった西野カナ。女性ソロ歌手が大賞を受賞するのは2005年の倖田來未以来11年ぶりでもあり、話題性は抜群でした。

ただ、大賞受賞曲[あなたの好きなところ]はオリコン初登場5位で、シングルトラックでもゴールド認定止まりと微妙なセールス‥

前年(2015年)には[トリセツ]がシングルトラックでミリオンヒットを記録したり、[もしも運命の人がいるのなら]もダブル・プラチナに認定されているので、西野カナレコード大賞を受賞するなら2015年がベストだったと思うんですけどね‥

 

〈2017年〉

乃木坂46インフルエンサー

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乃木坂46初のミリオンセラーを記録して、2017年度オリコン年間シングルランキングで6位を獲得した大ヒット曲。

なるほど‥ 好きな曲だけど、例によってプロデューサーは秋元康

お気に入りがAKB48から乃木坂46に変わっただけという印象ですね。(事実、翌年からAKB48乃木坂46の人気が逆転しています)

メンバーも美人揃いのグループだし、[インフルエンサー]も個人的には好きな曲なんですが、レコード大賞の受賞に関してはちょっとコメントできませんww

 

〈2018年〉

乃木坂46シンクロニシティ

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昨年に続いて、乃木坂46レコード大賞2連覇を達成。

大賞受賞曲[シンクロニシティ]は2018年度オリコン年間シングルランキングで3位にランクインして、約132万枚とミリオンセラーを記録。

2018年はKing & Princeのデビュー曲[シンデレラガール]が大ヒットしたので、大賞はキンプリがよかったというのが個人的な本音。

(※調べてみたらジャニーズ事務所はずいぶん前から賞レースを辞退していたようです。売れてるのにもったいない‥)

 

〈2019年〉

Foorin[パプリカ]

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グループとしては史上最年少記録となる平均年齢11.2歳でレコード大賞を受賞したFoorinの[パプリカ](作詞・作曲は米津玄師)

同曲がリリースされたのは前年(2018年)の8月でしたが、異例のロングヒットとなり、2019年度のオリコン年間デジタルシングルランキングで7位、ストリーミング再生回数でも年間7位と大ヒットを記録。

幅広い年齢層に親しまれた曲で、レコード大賞の選曲基準となる “大衆の強い支持を得た作品”という意味では妥当な受賞ですね。

YouTubeのMV再生回数も1億回を超えています。

 

〈2020年〉

LiSA[炎]

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映画[鬼滅の刃]の主題歌として大ヒットしたLiSAの[炎]が大賞を受賞。

オリコンの週間シングルランキングでは3週連続の1位を記録したほか、デジタルシングルは13週連続1位、ストリーミング再生回数でも7週連続1位と、フィジカル、デジタル、ストリーミングの全チャートを席巻して、近年稀に見る大ヒット曲となりました。

最終的にはシングルトラックがミリオンを達成し、2020年度オリコンデジタルシングルランキングで年間2位にランクイン、ストリーミングが年間9位 (累計再生回数は3億回超え)と大賞も納得の曲ですね。

YouTubeのMV再生回数も3億回以上で、J-POPのMVでは歴代10位だとか。

 

〈2021年〉

Da-iCECITRUS

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エイベックスの男性5人組ダンス&ボーカルグループ、Da-iCEの[CITRUS]が大賞を受賞。

ビルボードジャパンのHot 100では、2021年度年間36位、2022年度年間18位とロングヒットを続け、ストリーミングの再生回数は3億回を突破しました。(2023年現在)

YouTubeには[CITRUS]のMV、リリックビデオ、ダンス動画、THE FIRST TAKEと4種類の公式動画が公開されていますが、累計では1億回に迫る再生回数となっています。

 

〈2022年〉

SEKAI NO OWARI[Habit]

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セカオワ”こと、SEKAI NO OWARIが独特な世界観とキレのあるダンスを披露して話題となった[Habit]で大賞を受賞。

オリコンのストリーミング再生回数で週間1位、ビルボードジャパンのHot 100でも週間1位を獲得して、ビルボードチャートの2022年度年間シングルランキングでは11位と大ヒットを記録。

また邦楽バンドのMVでは史上最速となる1億回再生を達成しています。(2023年現在の総再生回数は約1億8,000万回)

2022年にはYouTubeの音楽関連動画で再生回数が年間1位となり、ストリーミングやYouTubeで圧倒的な強さを見せました。

 

以上が1994年から現在まで、過去30年分(厳密には今年の大賞をカウントしていないので29年分)のレコード大賞受賞曲です。

 

CDの売上枚数が中心だった1990年代〜2000年代中盤、ダウンロード売上が隆盛を極めた2000年代後半以降、YouTubeやストリーミングの再生回数が人気の指標となっていった2010年代後半‥

 

音楽を聴くツールやヒット曲の判断基準は変わっても、それぞれの時代を彩った曲が選ばれていますね。

 

さて、今年のレコード大賞は誰が受賞するのでしょうか?

 

大賞候補曲は以下の10曲。

 

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なかなか予想が難しいな‥

(YOASOBIの[アイドル]がノミネートされていないのは意外ですね)

 

誰が大賞を受賞するのか、今から楽しみです👍

 

〈追記〉

2023年のレコード大賞受賞曲は、Mrs.GREEN APPLEケセラセラに決定しました!

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レコード大賞受賞、おめでとうございます!