今日はこれまでに観た映画で、
特に印象に残った(感動した)映画 を5本紹介します。
(あらすじの説明と多少のネタバレがあるので、ご注意を‥)
[タイタニック(TITANIC) ]
(20th century studios 公式サイト)
1997年/アメリカ
監督:ジェームズ・キャメロン
脚本:ジェームズ・キャメロン
製作:ジェームズ・キャメロン、ジョン・ランドー
製作総指揮:レイ・サンキーニ
出演者:レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット
音楽:ジェームズ・ホーナー
主題歌:セリーヌ・ディオン[マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン]
撮影:ラッセル・カーペンター
編集:ジェームズ・キャメロン、コンラッド・バフ、リチャード・A・ハリス
製作会社:パラマウント映画、20世紀フォックス、ライトストーム・エンターテインメント
配給:パラマウント映画、20世紀フォックス
言わずと知れた名作[タイタニック]
興行収入も世界歴代3位の大ヒット作!
(たぶん、ほとんどの人が観てるはず‥)
この作品の見どころは、貧乏でも自由に生きる画家の青年・ジャック(レオナルド・ディカプリオ)と、お金持ちのお嬢様ながら窮屈な人生を過ごしているローズ(ケイト・ウィンスレット)の “身分の差” による悲恋はもちろん、CGを駆使した壮大な映像、乗客それぞれの人生模様だと思います。
4時間近い超大作なので印象的なシーンも多く、全部は語れないところが残念です。
ジャックとローズの恋の始まりは、窮屈で息の詰まりそうな (しかも親に “婚約者” まで決められている‥) 人生にうんざりしていたローズが船から海に飛び込もうとしていた時、ジャックに助けてもらったことがきっかけでしたね。
この点がちょっと不思議なんですが、いくら窮屈で息の詰まりそうな毎日を過ごしていても、将来安泰な良家のお嬢様が海に飛び込むほど絶望するものですかね‥?
(貧乏人の俺には理解できませんww)
その後は仲を深めていったジャックとローズでしたが、タイタニック号が氷山に衝突(接触?)してしまったことで、彼らの運命は大きく変わってしまいます。
タイタニック号の沈没が迫っていた際、優先的に救命ボートに乗れるはずだったローズがジャックの元に戻っていった愛の深さには心を打たれました。
また海に投げ出されて凍えながらも、ジャックがローズに「君は必ず生き延びるんだ」と必死で諭す場面、物語の冒頭では生きる意味を見出せずにいたローズがジャックとの約束を果たすために、生き延びて再起することを決意する場面も印象に残っています。
個人的には、海底に沈没して朽ち果てていたタイタニック号が年老いたローズの夢の中(?)で昔の華やかな姿に戻っていくシーンと、船内の螺旋階段で若かりし頃のジャックとローズが再会するラストシーンが一番好きです。
何度見ても泣ける場面だと思います。
主題歌のCeline Dion[My Heart Will Go On]も映画を盛り上げる最高の曲ですよね!
(映画やドラマって、主題歌も重要なんだよなぁ)
また映画の本編ではあまり触れられていない史実の一つとして、“客室のランクによって救命ボートに乗る優先順位が決まる=乗客の身分が生死さえ分けてしまう残酷な運命”には胸が締めつけられる思いでした。
それでも極限状態の中、女性や子どもを優先的に助けようとした男性たちが存在したことや、彼らの勇敢な行動を映画の後日談として知った時に、誇り高き英国紳士のレディーファースト精神と勇気は本物だと感動した記憶があります。
自分が同じ状況に置かれた時に、自らの命を投げ出してでも他人を助けられるだろうか‥?
恋愛映画、パニック映画としての作品だけではなく、ノンフィクションの事実としても深く考えされられる映画でしたね。
[デイ・アフター・トゥモロー(The Day After Tomorrow) ]
(20th century studios 公式サイト)
2004年/アメリカ
監督:ローランド・エメリッヒ
脚本:ローランド・エメリッヒ、ジェフリー・ナックマノフ
原案:ローランド・エメリッヒ
製作:ローランド・エメリッヒ、マーク・ゴードン
製作総指揮:ウテ・エメリッヒ、ステファニー・ジャーメイン、ケリー・ヴァン・ホーン
出演者:デニス・クエイド、ジェイク・ギレンホール、エミー・ロッサム、イアン・ホルム、セーラ・ウォード
音楽:ハラルド・クローサー
撮影:ウエリ・スタイガー
編集:デヴィッド・ブレナー
制作会社:セントロポリス・エンターテインメント、ライオンズゲート、マーク・ゴードン・プロダクションズ
製作会社:20世紀フォックス
配給:20世紀フォックス
[デイ・アフター・トゥモロー]は地球の急速な寒冷化(突然の氷河期)によって人類が滅亡の危機に陥るSFパニック映画です。
(地球の寒冷化は、まず温暖化を起因にメキシコ湾流が暖められて北極の氷が急速に溶け出すことで発生する現象らしく、理論上は現実にも起こりうるとか‥)
この映画で一番心に残ったのは、主人公のジャック(デニス・クエイド)が大雪と氷に閉ざされたニューヨークにいる息子のサム(ジェイク・ギレンホール)を命懸けで助けに行く“父親の愛”ですね。
途中で同行していた仲間の1人が滑落しそうになった時、ジャックたちを巻き込まないように自分自身の命綱を切るシーンは辛かったですが、男の友情を強く感じて胸が熱くなりました。
またサムの友人・ローラ(エミー・ロッサム)が敗血症を起こして高熱を出した時に、サムたちが極寒と吹雪の中、危険を覚悟で治療薬(抗生剤)を取りに行くシーンも、彼らの友情と勇気に感動しました。
親子の深い愛情、友達との絆の尊さが伝わってくる映画だと思います。
あとはエンディングの直前で、宇宙ステーションに滞在していた宇宙飛行士が晴天の地球を見下ろしているシーンも、復興への希望を感じられる前向きな意図が伝わってきて印象的でした。
(Yahoo!映画 公式サイト)
1998年/アメリカ
監督:ミミ・レダー
脚本:ブルース・ジョエル・ルービン、マイケル・トルキン
製作:リチャード・D・ザナック、デイヴィッド・ブラウン
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ、ジョーン・ブラッドショウ、ウォルター・F・パークス
出演者:ロバート・デュヴァル、ティア・レオーニ、イライジャ・ウッド
音楽:ジェームズ・ホーナー
撮影:ディートリッヒ・ローマン
編集:デヴィッド・ローゼンブルーム、ポール・チチョッキ
製作会社:ドリームワークス
配給:パラマウント映画、ドリームワークス、UIP
この作品も先程紹介した[デイ・アフター・トゥモロー]と同じくSFパニック映画に分類されると思います。
巨大な彗星が地球に衝突するまでのカウントダウンが迫る中で、選ばれた一部の人々を地下の核シェルターに避難させるプロジェクトと彗星を核爆弾で破壊する計画の同時進行を描いた作品です。
この映画で特に印象に残っているのは、主人公のジェニー(ティア・レオーニ)と断絶していた父親が、家族にとって特別な思い出のある海岸で再会して和解したシーンでした。
隕石群の衝突による大津波が2人に迫る直前にジェニーがつぶやいた「あの頃に戻りたい‥」という、たった一言だけのセリフで大号泣した記憶があります。
彗星の発見者でもあり、もう1人の主人公でもある高校生のリオ(イライジャ・ウッド)が恋人のサラとサラの幼い妹を連れて、津波から逃げるために高い山を登っていくシーンも印象的でした。
じつは今回[ディープ・インパクト]とテーマが似ている[アルマゲドン]との2作で迷ったのですが、より登場人物の人生ドラマに真剣に向き合って映画を作っていた印象のある[ディープ・インパクト]を選びました。
もちろん[アルマゲドン]も好きな映画で、主題歌のAerosmith[I Don't Want To Miss A Thing]も名曲だし、核爆弾が爆発する直前にブルース・ウィリスが目を閉じて家族との思い出を振り返るシーンは泣けるんですが、全体的に(特に脇役の) 軽いノリや下ネタが散見されるのがマイナスかなぁと‥ (あくまで俺の個人的な意見ですがww)
[パール・ハーバー(Pearl Harbor)]
(Disney 公式サイト)
2001年/アメリカ
監督:マイケル・ベイ
脚本:ランダル・ウォレス
製作:ジェリー・ブラッカイマー、マイケル・ベイ
製作総指揮:マイク・ステンソン、バリー・ウォルドマン、ランダル・ウォレス、チャド・オーマン、ブルース・ヘンドリックス
出演者:ベン・アフレック、ジョシュ・ハートネット、ケイト・ベッキンセイル
音楽:ハンス・ジマー
主題歌:フェイス・ヒル[永遠に愛されて]
撮影:ジョン・シュワルツマン
編集:クリス・レベンゾン、スティーヴン・ローゼンブラム、マーク・ゴールドブラット
配給:ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ
[パール・ハーバー]は2回くらいしか見ていないのですが、それでも印象に残っている映画の1つです。
映画としてはかなり印象に残っているのですが、[タイタニック]や[ディープ・インパクト]と決定的に違うのは、“どのシーンが一番印象的だったのか” を端的に説明できない点なんですよね。
(後で解説するエンディング付近のワンシーンはとても好きなんですが‥)
アメリカ軍のパイロット、レイフ(ベン・アフレック)と彼の親友のダニー(ジョシュ・ハートネット)が、看護師のイヴリン(ケイト・ベッキンセール)を巡って仲違いをしてしまう場面(友情と恋愛の狭間で葛藤するレイフとダニーの苦悩)や、2人の男性の間で揺れ動くイヴリンの心情‥
登場人物それぞれの気持ちは理解できるのですが、戦争映画とラブコメの両方を取り入れようとしてテーマが壮大になりすぎてしまった感もありました。
(戦争とラブコメはあまり相性が良くないのか?)
感動的だし、迫力があって好きな映画なんですけどね。
それでも日本兵の銃撃によって親友のダニーを失ったレイフが泣き叫ぶ場面や、愛するダニーの帰りを待つイヴリンの前にダニーの棺とジャケットが運ばれてきた場面、ダニーの死をイヴリンに伝えなければならなかったレイフの心情を想像すると辛いものがありましたね。
エンディング付近でレイフが幼い息子を優しく抱きしめながら飛行機を操縦するシーンが、平和な日常を取り戻した戦後の穏やかな風景を(やや切なく) 描いていて一番印象的でした。
[愛と哀しみの旅路 (Come See The Paradise) ]
(Yahoo!映画 公式サイト)
1990年/アメリカ
監督:アラン・パーカー
脚本:アラン・パーカー
製作:ロバート・F・コールズベリー
出演者:デニス・クエイド、タムリン・トミタ
音楽:ランディ・エデルマン
撮影:マイケル・セレシン
編集:ジェリー・ハンブリング
配給:20世紀フォックス
[愛と哀しみの旅路]はかなり昔の映画なのですが、俺が今までに観てきた映画の中で最も心に残った作品です。
“一番好きな映画” とか “一番感動した映画” とか、そういう次元の話ではなく “とにかく最も心に残った作品” なんです。
ジャンルとしては恋愛映画+ヒューマンドラマ+戦争映画と複数の要素が混ざった映画で、一言で表すのは難しいですね‥
冒頭〜中盤までは第二次世界大戦直前のアメリカを舞台に、アメリカ人男性・ジャック(デニス・クエイド)と日系人女性・リリー(タムリン・トミタ)の出会いから、2人が惹かれ合って結婚するまでを描いた (わりと)幸せな日々なのですが、太平洋戦争の勃発によって彼らの生活は一変してしまいました。
太平洋戦争により、アメリカに住んでいた日本人移民と日系人は “敵性外国人” として強制収容所に収容されてしまったのです。
この映画で辛かったシーンは、「私たちはアメリカ人です」と貼り紙で訴えていた日系人の商店が襲撃されていたシーン、収容所への移住を余儀なくされた日系人たちの悲しみや悔しさ、兄弟間や親子間でも “日本へ帰る人” と “アメリカに留まる人” とで離れ離れになってしまった家族の別れのシーンでした。
平和に暮らしていたジャックとリリーにも苦難は容赦なく襲いかかり、彼らは過酷な運命に翻弄されることになります。
アメリカ人の夫・ジャックは徴兵されて戦場へ、日系人のリリーと娘のミニは収容所へ送られてしまいました。
(このシーンもまた悲しく、ジャックとリリーにとっては互いの無事をひたすら願う苦しい日々だったはず‥)
やがて戦争が終わってリリーとミニは解放され、夫の帰りを待ち続けます。戦地へ赴いていた夫のジャックも無事に帰還、一家は再び平穏な暮らしを取り戻して(ようやく)ハッピーエンドを迎えました。
それでも日系人という理由だけで苦難を強いられたリリーが失ったものは大きかったと思います。
(もちろんナチスの強制収容所のような残虐な収容所ではなかったようですが、住み慣れた家も財産も手放すことになった人々の気持ちを考えると悲しいですね)
今後のリリーたちの人生が幸せであることを願うと同時に、戦争の理不尽な悲しみや苦しみについて深く考えさせられた映画でした。
以上の5作品が今まで観た映画の中で、特に印象に残った(感動した)映画 です。
この他にも、
[アルマゲドン (Armageddon)]
[タイタンズを忘れない (Remember The Titans)]
[僕のワンダフル・ライフ (A Dog's Purpose)]
[ドリームガールズ (Dreamgirls)]
[ボディガード (The Bodyguard)]
[ブロークバック・マウンテン (Brokeback Mountain)]
[あの日の指輪を待つきみへ (Closing the Ring)]
[ゴースト/ニューヨークの幻 (Ghost)]
このあたりの映画も印象に残っています。
どれも有名な映画ですが、観たことのない作品があったら是非チェックしてみてください!